2023.10.13家づくりのノウハウ
住宅ローン 金利の選び方~変動金利と固定金利の違いとメリット・デメリット~
家を建てる際、多くの方が「住宅ローン」を利用します。
今回は、その複雑な「金利」について解説します!
変動金利と固定金利
住宅ローンの金利には、変動金利と固定金利の2種類があります。
2023年10月時点の住宅ローンの金利は以下の通りです。
【変動金利】2.375~2.50%
【固定金利】10年固定:3.75%~3.80%
35年固定:1.45%~1.5%
※借入期間や金額、銀行(信用金庫含む)によって金利は異なります。
変動金利は、市場金利の変動に合わせてパーセンテージが変動する金利です。
日本は円安と物価高騰で金利も上昇傾向にありますが、
住宅の金融緩和政策により、金利はかなり低く抑えられています。
反対に、固定金利は、借り入れ期間中の金利が変動しない金利です。
金利上昇リスクを回避したい人におすすめですが、基本的には変動金利をおすすめしています。
変動金利を選ぶ理由
上記にもある通り、固定の10年よりも、変動金利の方が安いので
10年以上~15年未満の借入ならば考えるまでもなく変動金利を選択するでしょう。
近年、物価高騰により世界的なインフレの高まりを受けて、金融緩和の抑制が求められています。
しかし、急に金利を引き上げれば経済的な混乱を招くことから、
数十年かけてゆっくり徐々に上げていくことになるので、数年で10年固定金利を
上回ることはないとされるため、現状は変動金利をおすすめしています。
途中で変更することも出来ますが、変更手数料には数万円かかることが多いため
手数料と合わせて考えることもおすすめしています。
また35年固定は変動金利の半分程になっているので、35年で!と思うかもしれませんが、
実はそんなに簡単な話ではありません。
35年固定金利
いわゆる「フラット35」などがこれに当たりますが、申込みには以下の基準をクリアしなければなりません。
■申込時の年齢が満70歳未満の方
■借入額が100万円以上8,000万円以下
■借入期間が15年以上35年以下
■団体信用生命保険への加入が必須
■物件が住宅金融支援機構の技術基準に適合していること
35年固定の住宅ローンでは、借り入れ期間が長いため、変動金利や10年固定金利に比べて、金利が低く設定されています。
ただし、借り入れ期間が長いため、総返済額も大きくなります。
そのため、無理のない返済計画を立てることが大切です。
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