全館空調と太陽光発電システムで電気代が大幅に減らせます!マイホーム家計術
2023.11.10.家づくりのノウハウ
マイホームを建てる際に、多くの人が悩むのが電気代ですよね。
特に、夏の冷房や冬の暖房は、電気代がいつもより掛かってしまいますし、
かといって外との寒暖差が激しいと「エアコンなし」というのも厳しい時代になってきました。
そんな悩みを解決してくれるのが、全館空調と太陽光発電システムの組み合わせ。
実はこの組み合わせにより、電気代を大幅に減らすことができるんです!
全館空調とは?
このブログでも度々取り上げている「全館空調」。
ここ2,3年でかなり浸透してきましたが、改めてどんなものなのか説明します。
全館空調とは、
家の中のすべての部屋を1台のエアコンで空調するシステム。
従来のエアコンのように、各部屋にエアコンを設置する必要がなく、新築時に導入すれば、配管もスッキリ!
24時間稼働を条件としており、ON/OFFの手間もなく、年中快適に室内を保ちます。
また、全館空調は、家の玄関から廊下、脱衣室やトイレに至るまで全て(※)の室内の温度調整を行うので、
リビングから廊下に出た時に寒い!などのいわゆる“ヒートショック”現象を無くすことが出来るので、
身体の負担を減らすことが出来ます。
(※配管箇所によります。)
『でも24時間、家全体を稼働だなんて、電気代がむしろ掛かるんじゃないの?』
というのは“間違い”です!
空調機器(エアコン)の最も電気代が掛かるのは、ON/OFF時。
稼働時はそれほど電気を食わないので、むしろ全館空調の方が電気代は安くなります。
太陽光発電システムのメリット
■ 電気代の削減につながる
昼は太陽光で発電した分を使うため、電気代は夜に使う分だけ!
(リースの場合は使用分を支払いますが、通常の電気代よりもかなり安く抑えられます。)
■ 災害時にも電気を利用できるため、安心感がある
■ 環境に優しい
全館空調と太陽光発電システムを導入する際の注意点
全館空調と太陽光発電システムを導入する際には、以下の点に注意が必要です。
■ 全館空調は、高気密・高断熱の家でないと効果が薄い
既存住宅への導入は、配管スペースが足りないなどの理由で難しいことが多いです。
もし導入を検討される場合は、新築時がおすすめです。
■ 太陽光発電システムは、初期費用が高い
初期導入費用がどうしても掛かってしまいますが、あって困ることはありません。
供給が安定してきたとはいえ、自然災害が増え、まだまだ停電するリスクも大きいです。
タイミングによっては市の補助金などもあるので、それらを有効活用しましょう!
全館空調と太陽光発電システムを導入する際のワンポイントアドバイス
以下のポイントを押さえておくと、より効果的に電気代を節約することができます。
■ 全館空調の設定温度を適切に設定する
夏は26℃、冬は20℃が推奨温度。(初期設定されていることもあります。)
過度な低温、高温は電気代を高くするだけでなく、身体への負担も大きくなります。
サーキュレーターを使う、室内ウエアを季節に合わせたものにするなど工夫をするのが良いですね。
■ 太陽光発電システムの蓄電池を導入する
太陽光発電だけでは貯める力はないので、夜や雨・曇りの日に100%の電気代が掛かってしまいます。
蓄電池を導入することで、日中に貯めて余った電気を夜や、雨・曇りの日にも使うことが出来るようになります。
災害時にも完全自給自足ができるのでとてもおすすめです。
これらのポイントを押さえることで、より快適に過ごしながら、電気代をさらに節約することができます。
マイホームを建てる際には、ぜひ全館空調と太陽光発電システムの導入を検討してみてください。