当初は何から始めればいいかも分からず、困っていたA様ご夫婦。
アパート暮らしでは、荷物が多く片付けてもすぐ散らかることや、生活動線の使いづらさに小さな負担を感じていたそうです。
自然の近くでのびのび暮らしたい—そんな思いから、生活がワンフロアで完結する平屋に興味を持つようになりました。
「無理をしない暮らしがしたい」「毎日の家事や片付けが少しラクになればいい」。
その価値観を軸に、木の質感をいかした穏やかな空間づくりや、収納と動線の良さを大切に家づくりを進めました。
大容量のウォークインクローゼット、造作のキッチン、光の入り方が美しい和室、そして趣味を楽しむOSBガレージ。
自分たちの暮らしに合う“ちょうどよさ”を重ねながら仕上げていった住まいは、帰るたびにほっと息がつける場所になっています。
平屋に住むなら“動線の良さ”を大事にしたいと思っていました。
玄関からリビングに向かう途中に、この大きなウォークインクローゼットをまとめて配置してもらい、帰宅してからの片付けが驚くほどラクになりました。
服もバッグも、季節のものも全部ここで完結するので、リビングに物が出っぱなしになることがほとんどありません。
収納力はもちろんですが、「ここにしまえば大丈夫」と思える安心感が大きいです。
毎日よく使う場所だからこそ、自分たちが気持ちよくいられる空間にしたいと考えていました。
造作のカウンターは、入れたいものに合わせて高さも幅も調整してもらったので、本当に使いやすいです。
オープン棚にはお気に入りの物だけを並べていて、片付ける習慣も自然と整いました。
木の質感や天井の色味も心地よく、キッチンに立つと「この家にしてよかったな」と思える瞬間が増えました。
格子の建具は、最初の打ち合わせから“絶対これがいい”と思っていたデザインでした。
閉じたときに影の落ち方が柔らかく、光の通り方が本当にきれいなんです。
朝と夕方で表情が変わるので、この和室に入るたびに落ち着きます。
日常使いもでき、来客にも使える便利なスペースになりました。
アウトドア用品やDIY道具が増えていくので、室内に持ち込まずにまとめて収納できる場所が欲しいと思っていました。
OSBの壁はそのままフックを付けられて、収納の自由度が高いのも気に入っています。
作業するのにも十分な広さがあり、雨の日でも気兼ねなく使えるので、週末はほぼここで過ごしていることも多いです。
わたしたち夫婦にとって“秘密基地”のような存在で、家づくりを楽しんだ象徴でもあります。