2022.07.08家づくりのノウハウ
マイホームの価格は値上がりしているってほんと!?〜ウッドショックや物価上昇を解説〜
こんにちは!土地と予算に合わせたプランニングで
お客様の夢のマイホームを形にする、ここすもハウスです。
ここ最近、物価の上昇や長引くウッドショックなどで
「食料品や日用品、家電や家など価格も上がっている」というニュースを目にすることも増えています。
そうなると、やっぱり心配なのが、一生のうちでも大きな買い物となるマイホーム。
「今、物価上昇で高くなっているなら、買うのはもう少し後にした方がいいのでは」
と感じている方もいるのでは?
そこで今日は、ウッドショックや住宅の値上がりの
リアルな現状やその原因、今後の見通しなどを解説します。
▶︎住宅の価格は本当に値上がりしている?
結論からお話しすると、確かに住宅の価格は段々と高くなってきています。
その原因はいろいろありますが、大きな原因となっているのが木材の供給不足。
いわゆるウッドショックと言われる現象です。
コロナ禍で外国産の木材の輸入量が少なくなっていたのに加えて、
ウクライナ-ロシア戦争でロシアからの木材も輸入がストップ状態に。
結果的に、国内に出回る木材量が減少し、価格が値上がりしています。
住宅会社では、外国産の集成材の代わりに国産の木材を使ってなんとか急場を凌いでいるところも。
外国産よりも国産の無垢材の方が安い、というくらいになっています。
また、世界的な半導体不足で食洗機などの住宅設備も不足気味です。
▶︎これから家の値段はどうなるの?
「マイホームをいつか絶対に建てたい/買いたい」と思っている方にとって、
一番気になるのは家の価格がこれからどうなるかという点です。
将来今の値上がり現象が落ち着いて、また価格が戻ってくるなら待った方がいいのでは?
と思っている方もいるでしょう。
私たち住宅会社や建築業界で働く人の多くは
「今回値上がりした価格が、前の水準まで戻ることはないだろう」と考えています。
その理由はいくつかありますが、一度上がった価格は元に戻りにくいということも大きな要因。
今までの木材の価格は、プレカット屋さんが利益を少なくしながら頑張ってくれていた価格水準です。
プレカット屋さんが「安く叩かれすぎていた」という業界構造も相まって、
また安くなるという見通しはあまりできないかなという現状です。
加えて、日本の賃金上昇率やGDPは諸外国と比べても低水準。
つまり、国の経済があまり元気とは言えない状況です。
そうなると、外国からの材木や半導体などの輸入も、国力の力で引っ張ってこれなくなる可能性も大。
家の価格はこれからもっと上がることはあっても、下がることはないという見通しが濃厚です。
・・・・なんて、今回は少し厳しい状況をお話ししてしまいました。
次回は、そんな時代に家づくりをするなら!どんなことをすれば良いのかをお話しします◎
賢い家づくりが今まで以上に求められるようになってきたからこそ、
しっかりと正しい家づくりの知識を身につけましょう♪
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